【4】通貨分散 > 2.ヒストリカル・ボラティリティ(HV)の計算方法
■標準偏差とは
平均値からのデータの散らばり具合を評価する統計量。
■標準偏差に関する計算式
平均値=(データの合計)÷(データ数)
偏差=(データの数値)−(平均値)
分散={(偏差の2乗)の合計}÷(データ数)
標準偏差=√分散 (=偏差を2乗した平均)
■標準偏差を利用して金融商品の優劣を測る
リターンが大きい金融商品は、必ずしも優れた金融商品ではありません。
リターンには、リスクがつきものです。
しかし、金融商品によっては、ローリターンで、ハイリスクな場合もあります。
同じリターンでもリスクが違っています。同じリターンなら、リスクは小さい方がいいわけで、それを知る指標があります。
それが、シャープレシオです。
シャープレシオ={(リターン)−(国債の利回り)}÷標準偏差
株式や、債券、投資信託、いろいろな金融商品がありますが、国債は利回りが低いが安定した金融商品です。その利回りを引いたリターンを投資のリターンと考えます。
ですが、「リターン÷標準偏差」だけでも、同じ種類の金融商品を比べるだけなら問題ありません。
■標準偏差と正規分布
世の中の多くは正規分布で表せます。
金融商品の価格変動も正規分布すると考えられています。
正規分布とは、平均値を中心にデータ量が多く、平均値から離れるほど、データ量が少なくなる分布。
グラフを描くと、釣鐘(つりがね)の形になります。
平均値を中心に標準偏差1個分の範囲のデータ量は、全体のデータ量の68.26%が入ります。
これを、70%信頼区間と呼びます。
標準偏差2個分の範囲のデータ量は、全体のデータ量の95.44%が入ります。
これを、95%信頼区間と呼びます。
標準偏差3個分の範囲のデータ量は、全体のデータ量の99.73%が入ります。
これを、99%信頼区間と呼びます。
標準偏差は、記号「σ」(シグマ)で表します。
標準偏差1個分は、1.00σ
標準偏差2個分は、2.00σ
標準偏差3個分は、3.00σ
これを表にまとめると
| 標準偏差(±) | 信頼区間 | データ量 |
| 1.00σ(シグマ) | 68.26% | この範囲にデータが集中。普通の見慣れたデータと言える |
| 2.00σ | 95.44% | 日常においてはこの範囲に収まる。はみ出たデータは奇跡的と考えられる |
| 3.00σ | 99.73% | 現実には、全部のデータが入ると考えてよい |
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